県の保健医療計画によれば、知多半島医療圏では、7つの公的病院を含めて、19の病院があり、医療圏全体では、400床余りが過剰となっているとされております。
市内では当病院を含めて3病院で、それぞれ必要な役割を担いながら、地域医療を支えているところでございます。
現時点では、詳細なデータを持っておりませんが、第3次救急医療を行う半田病院以外は、医師の確保や経営面などにおいて、非常に厳しい状況ではないかと推測しております。
市内の中央病院では、消化器、小児科、耳鼻いんこう科など常勤医師の引き上げにより入院患者の受け入れができていない状況であると聞き及んでおります。
また、知多市民病院では、麻酔科の休診、脳神経外科の医師の引き上げ通告を受けているなど、人材確保に苦慮しているとのことでございます。
このような現状から、常勤医師の不足は、公立・民間を問わず、多少の時間差や温度差があるものの、大多数の病院においては、病院そのものの存続を揺るがす深刻、かつ、共通な問題と認識しているものと考えております。
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